谷津干潟について
南東側上空から谷津干潟を望む
撮影:平成7年12月7日
写真提供:京葉測量株式会社
谷津干潟は東京湾の最奥部に残された約40haの干潟です。ここには、ゴカイ・貝・カニ・魚そして水鳥などたくさんの生き物たちが生息しています。
特に、シベリアなどの北の国と東南アジアやオーストラリアなどの南の国を行き来する旅鳥にとって渡りの途中の中継地とし大変重要な場所となっています。また、子育てのためにやってくる夏鳥、越冬のためにやってくる冬鳥、そして春と秋の渡りの途中に立ち寄る旅鳥と、四季を通してたくさんの野鳥との出会いもできます。一年間に谷津干潟の周辺で確認される野鳥の種類は約110種で、このうち水辺の鳥としては約70種です。
干潟周辺は自然生態観察公園として観察路などが整備され、周囲に約3.5kmの観察コースもあり、野鳥観察が初めての方でも気軽に楽しく観察することができます。干潟の南側にある谷津干潟自然観察センターでは、来館者の方の野鳥観察のお手伝いができるよう施設を整備し、指導員による観察の案内も行っています。
自然観察センターの概要

谷津干潟は、シギ・チドリ類が多く飛来することで全国的に有名です。
谷津干潟自然観察センターは、谷津干潟とここに飛来する鳥たちを中心とした観察・学習センターです。来館者の方の野鳥観察のお手伝いができるように施設を整備し、指導員による観察の案内も行っています。
観察センターの1階と地下1階の観察コーナーからは干潟が一望でき観察スコープや野鳥図鑑を設置しています。また、車椅子に乗ったまま野鳥を観察できる観察スコープも設置しています。
レクチャールームでは、毎日ビデオの上映や野鳥の解説を行っています。
展示観察コーナーには、幼児から大人まで遊びながら野鳥について学べる展示をたくさんご用意しています。
喫茶食堂では野鳥の姿を見ながらのひとときが過ごせます。

エントランス

公園センターゾーン

1階観察フロアー

1階淡水池

1階レクチャールーム

地下観察フロアー
水鳥の保護と谷津干潟の保全

谷津干潟には毎年多くの渡り鳥たちがやってきます。渡り鳥とは夏と冬の間にいろいろな国を越えて旅する鳥です。
谷津干潟は、渡りの途中の休息地として、また冬鳥の越冬地として、重要な場所になっています。渡り鳥の保護と渡り鳥の休息地となっている谷津干潟を守るためにはいろいろな国の人たちとの協力が必要です。
谷津干潟は、水鳥と水鳥が生息する湿地を守るための「ラムサール条約登録湿地」となっているほか、シギ・チドリ保護のための国際的なネットワークにも参加しています。
協働の場として
谷津干潟自然観察センターは、来館者の皆さんに干潟の大切さを伝えると言うことに加え、谷津干潟を将来に渡って残していくために、市民や関係団体とともに行動するためのベース(基地)となるという役割があります。干潟の保全は、もとより習志野市だけで出来ることではありません。市民のみなさんや保護団体(NGO)、研究機関の参加協力のもと、環境省や千葉県と一体となって取り組まなければなりません。観察センターでは120名を超える施設ボランティアの活動があるほか、谷津干潟の日における市民による実行委員会等の協働事業や、保護団体、関係行政との定期的な情報交換を行っています。

